外国人投資家が11兆8,000億円売り越しで崩す！

おはようございます。今朝は雨となっています。いつのまにか早いもので今年もあと残り9日間を残す飲みで大晦日となり、新年を迎えますね。大掃除に忘年会にと何かと忙しいことでしょう。子どもたちが待っている「クリスマス」まであと2日で、「今年はサンタさんがどんなプレゼントを持ってくるだろうか？」と小さな胸を膨らませ期待しています。「でも家はマンションでオートロックだし、煙突ないし、サンタさんどうやって入ってくるの？」お母さんやお父さんはこの質問に「はて？どう答えたらいいものか？」と考えますね。そうだ「サンタさんは超能力でオートロックも玄関ドアもすり抜けるんだよ」とまるでスーパーマンサンタです。まあ一年に一度の「クリスマス」ですからデッカイプレゼントをご用意してあげてください。財布と相談ですけど。「ああ？家は仏教だった！」難いことは言わない！
さきほど今週号で今年最後の”Spring投資クラブ・週報＜定期便12/22号最新版＞通巻706号”を全国の会員の皆様に一斉に送信しました。詳しくはそのリポートを熟読してください。では今週のブログの更新です。
”CoffeeBreak”
「外国人投資家が11兆8,000億円売り越しで崩す！」
　ここまでレポートを読んでこられた全国の会員の皆様、今週もお疲れ様でした、今週はコメントするまでもなく皆様良くご存知の通りで日経平均が4日続落で終値合計▼1,340円69銭幅の下落、NYダウが3日続落で終値合計▼1,230.27ドル幅の下落と大きく調整の暴落でした。日本では12/19.に2兆6,000億円の史上最大となる巨額IPOの9434.ソフトバンクが初値1,463円で公開価格に及ばず購入した投資家の「我先に！」と失望売りを誘い大きく崩れ12/20.には安値1,176円（公開価格から▼324円安）まで売り込まれる場面で投資家心理を悪化。
　米国ではFOMC後のFRBによるFFレートの引き上げがきっかけで売り方の仕掛けから崩れ、ファーウェイ孟晩舟CFOの逮捕劇で中国がカナダ人3人拘束など制裁をおこなったりで、米中貿易摩擦から米中経済戦争へと事態が悪化していることも投資家のマインドを悪化させ、投資家心理の恐怖を表すVIX指数は30を超える急上昇となりました。
さらにトランプ大統領がつなぎ予算案に署名しないと発言し政府機関が一時閉鎖になる可能性など暗雲がマーケットを覆っています。またマティス国防長官が来年2月に辞任すると発表しそれに関してもトランプ政権への先行き不透明感となっています。
では、先日のブログにも書きましたが改めてNYダウと日経平均、ラッセル2000と東証マザーズ指数の今年の高値～昨日12/21.までの安値まで下げ率を検証してみると・・・・・
＃NYダウ：10/3.高値26,789.08ドル→12/21.安値22,396.34ドル・下げ率▼16.40％
＃日経平均：10/2.高値24,448円07銭→12/21.安値20,006円67銭・下げ率▼18.17％
＃ラッセル2000：8/31.高値1,740.75→12/21.安値1,289.77・下げ率▼25.91％
＃東証マザーズ指数：9/27.高値1,086.54→12/21.安値788.12・下げ率▼27.47％
・・・上記の通りコアとなるNYダウ工業株30種平均と日経平均225もこれだけも下げていますが、小型株指数であるラッセル2000と東証マザーズ指数はさらに大きな下げ率となっています。
　東京株式市場を見ると、投資主体別売買動向で外国人投資家が現物で5兆2,000億円売り越し、信用で6兆6,000億円の売り越しで合計▼11兆8,000億円の売り越しで、この日経平均の下げを主導している実態が浮かび上がります。また12/20.大引け時点で東証1部値下がり数＝2,047銘柄で約96％が値下がりの全面安で、新安値銘柄数＝1,066とこれまた異常な状況でした。これではいくら日銀がETF買いで相場を支えようと官製相場を演出してもまったく「焼け石に水」という状況で糞の役にもたちません。
つまりは、米中貿易摩擦問題や英Bexite強硬離脱懸念など外部の懸念材料が多く存在する中で、外国人投資家がリスク回避に日本株を手仕舞い売りおよび信用空売りを賭けている実態が浮かびます。一方で個人投資家は12月第1週：現物695億円買い越し・信用1,524億円買い越し、12月第2週：現物-83億円売り越し・信用301億円買い越しで、これをみても分かる通り、相場の値下がりを見て「もう底だろう？」と信用で買い建てした個人投資家の買い建てを外国人投資家がそっくり持っていったことになります。
その後の相場の暴落で「追証発生」「担保不足」になり投げ売りした個人投資家の姿が浮かび上がります。まるで「水面下にサメがいるのを知らず、呑気にサーフボードで海に繰り出すサーファーのようなもの」で、快感の予定が待って要るのは悲劇です。相場の本当の怖さを知らず「よっしゃ！これだけ下げたらリバウンドするだろう！」と軽はずみな信用買い建てに出る個人投資家ですが、買い注文を入れた数日後には相場暴落で大損して泣く泣く損切りする羽目になります。
では、いったいどうしてそんな行動に出るのか？投資家心理の危うさを露呈しているこの行動の背景には「オレの相場勘は絶対だ！」という驕りや過信があります。たまたま今までの投資で上手く相場の流れに乗り儲かったから「大丈夫だろう！」という甘い考えで「次ぎもきっと上手くいく！」と何の根拠もなく、何の裏付けもなく、次なる銘柄への投資に踏み出す個人投資家の姿です。
「そんな事はない、たまたま損したけれどオレの相場勘は完璧だ！」と今もなお過信する投資家に伺いたいと以下の通り質問を用意しました。
質問１、米中貿易摩擦で何が問題で、米トランプ政権は何をしようとしているのか？
質問２、英Brexite（EUからの離脱）でいったい何が問題なのか？
質問３、中国ファーウェイ孟晩舟CFO逮捕は米政権が何を警戒しているのか？
質問４、10月頭まで日経平均が値上がりしたとき、マーケットの懸念材料をチェックしたか？
質問５、外国人投資家が11兆8,000億円も日本株を売り越ししている事実を知っていたか？
質問６、BitCoinが昨年高値200万円から最近の30万円台へと85％下落し過去BitCoin投資した投資家のその後の末路を知っているのか？
質問７、FRBとは何か？FFレート引き上げがどうしてマーケットに影響するのか？
質問８、なぜ日銀はETFの買い増しを継続しているのか？すでにいくら残高が積み上がっているのか？
質問９、ドル円レートの為替相場で、ここに来てなぜドルが売られ円買いがおこるのか？
質問１０、なぜ9984.ソフトバンクGの株が売られ、9434.ソフトバンクが上がらないのか？
以上の通り、質問1～質問10までご自分なりに答えを用意してみてください。出来ればご自分で調べて正解を見いだしてください。
最後に、質問１１・・あなたは銘柄を買う前に日経平均のテクニカル指標分析や個別銘柄のテクニカル分析で買い場として今買うのが正しいのか？をデータ数値で正確に判断しましたか？自分だけの希望的観測の「勘」で何の根拠も情報の裏付けもなく、何気なく「この株は買いだ！」と安易に行動しませんでしたか？これらこそ個人投資家が真っ正面から自分の投資スタイルを見直すべきものと言えます。
さて、相場のことや国際時事などはTwitterで日々ツイートしていますので『元祖・Mr.白狐』で検索！もしくはURL：https://twitter.com/Mrbyaccoで検索してご覧ください。
それでは今週はこれにて失礼します、良い週末を！風邪とインフルエンザが増加していますので、皆様も十分に休養を取りご注意されご自愛ください。MerryXmas！良いクリスマスを！
See you next week Bye！Do'n't think,feel.You are first class,Great！
※特選・要注目株・・・ホームページをご参照ください！
平成30年12月22日、Spring投資クラブGM：元祖Mr.白狐
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