三日先知れば長者！

おはようございます。関西では”十日戎”が終わり、鏡開きも過ぎましたが、年始からみなさんお元気でしょうか？このところ寒波襲来で寒い日が続き東北や北陸などでは大雪になっているようですが、みなさんのお住まいの地域では如何でしょうか？そろそろ大学入試本番を迎える季節でセンター試験を前に受験生たちは最後の追い込みに熱心に取り組んでいることでしょう。まあしかし、この期に及んで「付け焼き刃」のようにジタバタしても始まらない訳で”平生往生”というところで普段の愚直な努力が結果として出るもので、株式投資を行う投資家もおなじでしょう。
さきほど今年最初の”Spring投資クラブ・週報＜定期便1/12号＞最新版”を全国の会員様に一斉送信いたしました。今年は年始からあのテーマ株本命を取り上げて見ましたが如何でしょうか？上手く安いところを狙って仕込み、先行きの大幅高を狙っていきましょう。それではブログの更新です。
”CoffeeBreak”
「三日先知れば長者！」
　ここまでレポートを読んでこられた全国の会員の皆様、今週もお疲れ様でした、関西では商売繁盛の神様”十日戎”の西宮神社の”えべっさん”も大勢の善男善女が参拝し「福笹」を買い求め昨日残り福で終わり、福娘を務めた我が娘もへとへとになり夜中の12時頃に帰宅でしたが、戎本殿入り口で「紙垂」を振るバイトの方も夜中になると腕が上がらないほどへとへとだったとかでご苦労様です。神職の人たちも3日間泊まり込みだったとかで、兵庫県警の警察官も3日間境内の警戒で勤務するなど関係者それぞれにお疲れさまでしたが、最も儲けたのは的屋ではなくやはり商売繁盛の神様＝戎さんで福笹・お守り・お札・賽銭などの売上は多かったことでしょう。
さて、相場の方は1/4.大発会は大荒れでしたが今週は実質今年の最初の週となりました。米中貿易協議進展期待とFRBの利上げ停止などを好感して買い上がる動きで、昨年末の暴落からの買い戻す動きとなり投資家には一応の安堵感となりました。
年始のご挨拶に「着眼大局、着手小局」と書きましたが、ほとんどの投資家は自分の買っている銘柄の株価ばかりに気を取られ、大間の漁師のように「オレも3億3,300万円のマグロを釣り上げるぞ！」と大物釣りに目の色を変える割には、グローバルな視点での国際時事や世界の指数などを見ておらず、まるで台風接近を知らずに小舟で海にこぎ出す無知な漁師で肝心な視点・着眼点・分析が間違っています。
「オレはしっかりNYダウも為替のドル円レートも見てるぞ！」という方もあるでしょうが、その程度ならNHKのニュースでも毎日報道しています。では以下の通り指数を検証すると・・・・・
＃日経平均円建て：10/2.高値24,271円→12/25.安値19,156円・値下がり率-21.07％
＃日経平均ドル建て：10/2.高値213.18ドル→12/25.安値174.06ドル・値下がり率-18.35％
これをみても分かる通り外国人投資家が日本株を見る場合にこの＜ドル建て＞で見ている訳で視点が日本人投資家とは違います。では、小型株指数のラッセル2000とマザーズ指数を見てると・・・・
＃米ラッセル2000：8/30.高値1,732.35→12/24.安値1,266.92・値下がり率-26.87％
＃東証マザーズ指数：1/26.高値1,367.86→12/25.安値747.18・値下がり率-45.38％
これを見るとマザーズ指数が大幅に下落したことが分かりますが、その原因は外国人投資家と追証発生で投げ売りした個人投資家ですが、注目して欲しいのは日経平均やNYダウが高値をつけた10/2.よりも1ヶ月先行して米小型株指数のラッセル2000は8/30.にすでに高値をつけている点で、先行性がありますが私がこの動きをみて会員様はじめブログで「相場の暴落に警戒！」とコメントし始めたのはこの頃からでした。
　まあすでに過ぎ去った過去のことはさておき、今後の相場の先行きを暗示する指数を見るには、日経平均の値動きよりも、為替ドル円レート、VIX指数、NY原油先物価格WTI、騰落レシオ25当たりを見てください。
つまり、日本株を売る外国人投資家のグローバルな視点では、重要なのが国際時事、ドル建て日経平均、為替、WTI、VIX指数などの指数であり、日本の投資家が見ている円建て日経平均や騰落レシオ25、韓国軍のレーダー照射問題ではない事です。これを理解せずに自分の保有する株かばかり気にして見ている個人投資家はまさに「自画自賛」で”井の中の蛙”ということでしょう。
トランプ大統領が今月22日にスイスで開催される”世界経済フォーラム＝ダボス会議”を欠席すると発表しTwitterで「国境警備に関する民主党の強硬姿勢と我が国の安全性のために」と発言していますが、要するに米中貿易摩擦など米国の保護主義を世界の首脳から責められたくないので逃げたということでしょう。つなぎ予算案は未だに成立せず国家公務員や国民から不満が増幅しています。
他方、英国のEU離脱ですが、こちらも英国と欧州連合（ＥＵ）の当局者らは、ＥＵ基本条約（リスボン条約）５０条に基づく英国のＥＵ離脱手続きについて、３月２９日の離脱期日までに合意案が承認されない恐れがあることから延期の可能性を協議している。英メイ首相官邸の報道官は報道内容についてコメントを求められ、「首相は一貫して２０１９年３月２９日にＥＵを離脱すると述べており、５０条の延長はない」と断言した。英議会は来週、メイ首相がＥＵと昨年１１月に合意した離脱案の採決を行う予定だが、否決が見込まれており、ブレグジット（英ＥＵ離脱）の先行きはなお不透明で、その状況次第では世界のマーケットは大混乱のカオスに陥ることでしょう。
つまりは、トランプ政権の末期症状と英国Brexiteの行方、中国の景気減速、FRBの利上げ懸念、為替のドル安/円高、原油価格の乱高下、恐怖指数VIX指数の上昇と米10年債利回りの上昇などを外国人投資家は注目しており、尚且つドル建ての日経平均を見ている訳ですから、当然に日本の個人投資家も同じ視点で東京株式市場を見ていくことが大切で、自分の保有する株の「含み益が増えた、含み損が増えた」などよりももっと大きな世界的なマーケットの流れに注目し投資の方向性を予測することが大切です。
「それが出来れば苦労はしないよ！」という投資家がほとんどでしょうが、最初から”濡れ手に粟”を目論んでいるだけの短絡的な投資に終始してきただけで何も苦労していないはずです。昔から相場の格言で”三日先しれば長者”といいますが、日頃から三日先を予測する訓練が大切でしょう。「で・・・来週からどうなるの？」と誰しも気になるところですが、私の予想は、円高、米企業決算内容、米中貿易協議難航、米国家予算不成立などで一段の下値模索で軟調な相場展開になると予想しますので要警戒です。百戦錬磨の老練投資家の私ですから、”賢者は歴史に学び、愚者は経験に頼る”で過去に通ってきた道です。
さて、相場のことや国際時事などはTwitterで日々ツイートしていますので『元祖・Mr.白狐』で検索！もしくはURL：https://twitter.com/Mrbyaccoで検索してご覧ください。
それでは今週はこれにて失礼します、良い週末を！風邪とインフルエンザが流行していますので、皆様も十分に休養を取りご注意されご自愛ください。
See you next week Bye！自分自身の手持ち保有株で儲けるスタイルを築くこと！
平成31年1月12日、Spring投資クラブGM：元祖Mr.白狐
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